約 2,795,786 件
https://w.atwiki.jp/kakite3/pages/47.html
【ロワ】テラカオスバトルロワイアル 【名前】ジャイアンの母書き手 【代表作】363話「これが私達の全力全開の保守!の筈なのに遅れたかw」、540話「その頃、置いて行かれた二人は」、1016話「悲しみの決着」など 【書き手紹介】 カオスロワ名物の一つでもある、ジャイアンの母関連の話を多く書く書き手。勿論全部がそうというわけではない。 なお1期と2期でジャイアンの母を登場させたのは彼ではない為、母を最強キャラにしたのは彼ではない。 なぜYOKODUNAとのカップリングという暴挙にでたのかという理由は、 ニコロワ読んでYOKODUNA書きたいなぁと思ったので、丁度強いデブ繋がりで組ませようと思ったからだそうだ。 ちなみにジャイアンの母書き手を初登場させたのは、残念ながらジャイアンの母書き手ではない。 【ロワ】テラカオスバトルロワイアル 【名前】マーラ様の人 【代表作】866話「薔薇が散る時」、1171話「Tルート最終話 『カオスの行き着く場所』」、1640話「今、遥か遠い彼方 前篇~後篇(2)」など 【書き手紹介】 カオスロワの5週目で出現したと思われる書き手。 阿部さんの唯一の天敵であるマーラ様を生み出した。(あくまでも初登場させたのであって、その後動かしたのかどうかは不明) だがそれ以上に注目すべきなのはカオスロワの5週目と収拾がつかなくなりかけた6週目を完結させたこと。 参加者は全滅した。スイーツ(笑)みたいな展開ではなくあらゆる超展開を織り交ぜたまとも(?)かつカオスチックな話であった。 【ロワ】テラカオスバトルロワイアル 【名前】やおい 【代表作】不明 【書き手紹介】 801レス目に感想書いたせいでやおいキャラにされた不運な人物。 書き手なのか読み手なのか通りすがりなのか本当にやおいなのかどうか、これらは一切不明。 ちなみにやおいを登場させたのもやおいとギルコンビを生んだのもジャイアンの母書き手である。 【ロワ】テラカオスバトルロワイアル 【名前】513 【代表作】908話「908」、925話「実は本人が書いてます」、935話「935」など 【書き手紹介】 面白くないと書き込んだばかりに参加させられた書き手。 一時は登場させられて直ぐに自ら退場させたようだが、なぜかその後ノリノリになって自分を動かしていた模様。 ちなみに513を初登場させたり殺したりと何度もしていたのもジャイアンの母書き手である。 そんな事をしていたらなぜか野比玉子症候群に掛かってしまっていた。 【ロワ】テラカオスバトルロワイアル 【名前】6/WWxs9O1s 【代表作】58話「魔法老人リリカルかみなり」、132話「歩いて帰ろう」、109話「マーダー誕生」など 【書き手紹介】 東京にマーダーを大量に登場させた書き手、その因果か何故か色々な場所で誤解されまくっている。 髪の毛の本数が勝敗の原因になったり、かみなりさん女体化、シマリスマーダー話など、実にカオスな話を多く書く。 それだけではなく、ムック死亡話やマスオ死亡話など、名高い感動話も手がけている。 それと、おそらくロワ参加回数はトップなのではないだろうか。クロススレでも登場回数は多い。 ちなみに6/を全参加者に狙わせたり、異世界にまで誤解を広げたり、書き手ロワ2ndで6/を初登場させたのもやはりジャイアンの母書き手である。
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/106.html
オープニング -開演- ◆MAKO.0z9p. ”――勝ちもせず生きようとすることがそもそも論外なのだ” ■ 重く沈みこむ意識の中に波のような音が少し、少しずつと届いてくる。 まどろみの身を揺り起こす為にか、それは少しずつ大きく確かな音へと変化し意識を叩く。 簡単な言葉にすれば”ざわ……ざわ……”。少し難しく言えばとらえどころのない猥雑な音の波というそれ。 頭の中を虫が這うようなその感触に、こらえきれないといった感じにか少女は覚醒し愛らしい目を静かに開いた。 どことも知れぬ暗闇の中で少女――原村和(はらむらのどか)は眠りの中から目を覚ました。 セーラー服の中を少女らしからぬ魅惑で満たす彼女はぼうっとした顔で周りを見渡し、少ししてそこが寝所でないと気付く。 「(これは……、いったい……?)」 彼女は実に少女らしく暗闇が得意でない。 故にその心中を侵してゆくのは恐怖であるが、さりとて微睡に逃げるには床は固く、半ば諦め気味に彼女は周囲を推し量る。 しかし、手を伸ばせばもうその先は確かでないという暗さの中に得られるものは無く、あるのは耳に届くざわざわという音だけ。 だれか――と、声を出す勇気は彼女にはなかった。 自分の他にも多数の人がいるのだろうということは気配で分かる。 声をかけてみればなにか分かるかもしれないということも理解しているのだが、しかし暗闇に呼びかけることはできなかった。 聞こえてくる音の中には少年少女の声といったものだけではなく、 狂気を孕んだ笑い声や獣の唸り声のような得体の知れないものまで混ざっていたのだから。 ざわ……ざわ……と、寄せては返す猥雑な音の波。 しばらくの間、深い狂気の海底で和は膝を抱えて黙することしかできなかった。 それからどれほどの時間が経っただろうか。 長く感じたのは恐怖のせいで、おそらくは僅かの後、唐突に、刺すような真っ白い照明の光が暗闇の中に灯った。 「んっ……!」 強い刺激に和の口から小さい悲鳴が漏れる。 目を強く瞑り涙を拭いそしてまた開いた時、その視線の先にあったのは彼女の見知らぬひとりの壮年の男性の姿だった。 自分達が座している床の上よりかはひとつ壇の上、スポットライトの下に立つスーツ姿の男性はぐるりとこちらを睥睨する。 それはまるでこちら側を値踏みしているような、そんな薄ら寒いものが心に浮かぶそんな眼差しだった。 「――原村さんっ!」 かけられた声にハッと振り返る。 すぐ後ろに同じ麻雀部の部員であり親しくしている少女――宮永咲(みやながさき)の姿があった。 「宮永さん。いったいどうしてここに?」 「わかんない。でも原村さんだって――きゃっ!?」 気付けば、原村和は同じセーラー服に身を包んだ彼女の身体をぎゅうと抱きしめていた。 背中に回した腕から感じる細い身体の感触も、顔をうずめた髪からの香りも、耳朶をくすぐる吐息もよく知るもので、 そのあたたかさに心の中の不安が解けてゆくのが感じられる。 意味不明な状況だというのは変わらないのに、彼女がすぐ傍にいるという事実が自分に力を与えると、それが再確認できた。 「――皆さん。私の話をお聞きください」 丁寧な声に和は彼女と一緒に壇上へと振り返る。 そうしていればまるでどこかの校長先生の風だといった男性は、その通りになにかを話し、おそらくは説明してくれるらしい。 いつもどおりの理性を取り戻し、この状況を理解しようと和はその声へと耳を傾けた。 ■ 「はじめまして皆さん。今回の催しのオープニングの進行役を務めさせてもらいます利根川幸雄です」 そんなありがちな挨拶から男――利根川幸雄(とねがわゆきお)は話を始め、丁寧に一礼した。 壇上からの明かりで真っ暗から薄暗がり程度には見渡せるようになった一室の中は、先ほどとは逆にしんと静まり返っている。 和も、その手を強く握る咲も、周りの誰もが彼の一言一句を聞き逃すまいと舞台へと集中していた。 「まずは皆様方をここへと無理に招待したこと……言葉を濁さすに言えば拉致したということに対し謝罪いたします」 言って、利根川は再び頭を下げる。 しんとしていた人の波がにわかにざわついた。 無論、現状を少しでも認識していればそういう発想が出てくるのは当然だったが、いざ言葉にされると動揺してしまう。 拉致――そこから続く言葉やイメージによい印象を持っている者などいないからだ。 「どうか落ち着いて私の話を聞いてください。 今回お集まりになっていただいたのはとある”ゲーム”をしていただく為であり、 それをクリアしていただければ、……クリアしただけに限りではありますが、無事にお帰しいたします」 ゲームと聞いて何人かが、そして和がピクリと反応した。 穏やかな状況ではないが興味をそそる単語だ。 もしそのゲームとやらが麻雀やそれに類するものだというなら自分や咲がここにいるのも理解できると、そう彼女は思った。 「その”種目(ゲーム)”の名前は――バトルロワイアル」 聞き覚えのない言葉に和はきょとんとする。 どうやら近くにいる者達の中でもそれを知っているという者はいなかったようだ。 だがしかし、その人物達はなにかを覚ったのか舌打ちや唸る声が離れた場所より耳に届いた。 「皆さんがご理解いただけるよう簡単に言いますと、それは敵も味方もない”殺し合い”。 これは比喩でも言葉のあやでもなく文字通りにそのまま。ここにいる皆さんで殺し合いをしてもらうと、そういうことです」 それが、”バトルロワイアル”。 投げつけられた言葉に人の波がよりざわつく。 だがしかしそれは穏やかなものであった。何もかもが急すぎて、誰の中でも理解と実感はまだ遠いところにあった。 「……実感できないのはもっともでしょう。 それはおいおいとして、では冷静なうちにルールの説明をさせていただきたいと思います。 後で繰り返すことはいたしませんので、どうかお聞き逃しのないようご注意ください」 そう言って、利根川はまだ落ち着かない人の波をよそに粛々とゲームの説明を開始した。 ■ 「まず第一に、殺し合いそのもにルールはございません。 どのような手段や、卑怯と言われるような手を使っても、 主催側がそれを咎める――ルール違反と見なす場合はありませんのでご安心ください。 ゲームの会場へとはこの後、またこちら側の手はずで移動していただくことになります。 どのような場所かというのは現地についてからお確かめください。 そこそこの広さがある場所に、バラバラに配置されて始まると……今はそれだけを告げておきます。 開始は現地の時刻にて0時。 到着し向こうで気付いた時にはちょうどその時間となっていますので、そのまま即ゲームがはじまることになります。 また気付かれた時には傍に黒いデイパックが置かれているはずですので、それをお手に取りご確認ください。 中には会場の地図や腕時計。筆記具や方位磁石などに、最低限の食料と水。懐中電灯などなど、皆様を助けるものが入っています。 加えて、ゲームに参加するメンバーの名簿が入っていますが、これには記載されている人物とそうでない人物とがおります。 これは一種の駆け引きの材料とお考えください。 それと、これらの共通した支給品とは別に皆様方がゲームの中で使用する武器や道具なども併せて入っております。 これは各人に一つから三つ。それぞれ別のものが用意されていますので、各自ご確認の上ご使用下さい。 さてこれでゲームが開始されるというわけですが、開始されましたら6時間ごとに主催側から放送を会場に流します。 つまり最初の放送が6時。次に12時。その次に18時と、そういう風に。 そしてその中で、それまでの間に死亡した参加者の名前を呼び上げます。 また、ゲームの中に新しいルールを加える場合もあるかもしれません。先に述べました支給品でメモを取るとよいでしょう。 では最後に、ゲームの決着方法を説明します。 これはただ単純にひとりの人間が生き延びればよろしい。 最後のひとりとそうなった時点でゲームは終了し、優勝者としてその人物には賞品が与えられゲームより解放されます。 逆に、24時間連続で死者が出なかったり、3日経っても優勝者が出なかった場合はゲームオーバー。 その場合は、……もうお気づきの方もおられると思いますが、皆様の首に嵌った首輪が爆発し全員死亡とさせていただきます。 つまり、誰かがゲームに対して消極的になるとゲームオーバー……全員の命が等しく危機に晒されるとお考え下さい。 なので皆が積極的に殺し合いに参加することを私から強くお願い申し上げます」 ■ 説明を終えて利根川は再び壇上で頭を深く下げた。 それを見終え、和は手を握ったままの咲へと向きかえり、互いに顔を見合わせる。 「どうしよう……原村さん……」 「大丈夫です宮永さん。こんな……殺し合いなんてあっていいはずがありません」 和は咲の震える瞳を見て強く思う。 彼女が誰かを殺したり、殺されてしまったり、ましてや自分が彼女を殺すなどということはありえないと。 小さな顎を持ち上げ首輪を確認し、そして自分の首元に指先を触れ首輪があるのだと確かめる。 だがしかし、そうだとしても”バトルロワイアル”だなんてものは決して許容できるものではないと彼女は強く思った。 「――できません!」 なのでそれを宣言した。 和は冷たい床の上から立ち上がり、壇上の利根川へと向かって毅然とした態度と口調でそれを力強く告げる。 殺し合いなどという非常識なこと、道徳から外れるようなこと、何より彼女を脅かすことを自分は許容することができないのだと。 「ふむ」 壇上の利根川は一人立ち上がった和を見てつまらなそうな表情をした。心底つまらないと、哀れみの混じった目で彼女を見下ろす。 実際、このような輩が出てくると彼は想定していた。そして今にも立ち上がりそうな連中も人の波の中にちらほら見える。 「先程、”実感”がないだろうという話をしたが……これでどうかな?」 慇懃な口調を捨て、利根川は胸元からなにやらリモコンのようなものを取り出し和へと向けて、ボタンを押した。 ピッ――と、小さいが確かに聞こえる音が全員の耳へと等しく届く。 「な……なに、これ……?」 戸惑いを含む声は和……ではなく、その足元にいた咲から発せられたものだった。 和は驚き、彼女の方へと振り返る。 わななく愛らしい口――よりも下。小さな顎に隠された首元。そこにある銀色の首輪の喉元の部分が赤く明滅を繰り返している。 それが何を意味するのか。聞くまでもなかった。 「やめなさいっ! こんな……こんなこと!」 「……言い忘れていたが、首輪が爆発するのはゲームオーバーが決まった場合のみではない」 壇上の利根川はもう和も咲も見てはいなかった。届いているはずの抗議の声にも反応しない。 まるで、彼女達がもうその意見を汲みいれるに値しない、つまりもうゲームの参加者でも人間でもないと、そう断定するように。 「どうしよう原村さん!? これ、どうなっちゃうの……?」 「大丈夫。こんな、こんなこと……こんなことあっていいはずがありません」 和はしゃがんで咲の首元を覗き込む。 ピ……ピ……という小さな音と明滅はおそらくカウントダウンだろう。その時まで時間はそうあるとは思えない。 首輪は金属でできているようだが細く、咲の細い首よりかは一回りほど大きい。迷うことなく、和はその間に指を挿し込んだ。 「ひぅ……!」 「少しだけ我慢してください。これぐらいなら爆発する前に……んっ」 和は首輪を指でつかみぐっと力をこめる。それだけで首輪は少し広がった。 どうやら見た目どおりにそれほど頑丈ではない。ならばと更に首輪に力をこめたその時、利根川が次の言葉を発した。 「――首輪を参加者が勝手に外そうとした場合でも、爆発することになっている」 言葉どおりのことが起きた。 そして、その言葉どおりのことを和はその言葉が耳に届くよりも先に知り、強く実感することとなった。 「…………あっ。…………あぁ……!?」 周りを囲む人々から発せられる悲鳴や怒号が耳の中に飛び込んでくる。しかし、その意味が和には全くわからない。 それよりも目の前の、目の前にあることが大きすぎて、咲の顔がどこかに消えてしまったということが大きすぎて他のことが理解できない。 パァンという音がして、視界が赤く染まり、次の瞬間にはあの怯えていてもずっとこちらを見つめていた咲の顔がなくなっていた。 「いいか。この首輪はそれだけでなく、ゲームの会場から逃げ出そうとしても爆発する。 殺し合いにルールはないが、ゲームの放棄だけは許されない……っ!」 呆然とする和をほうって、利根川は首輪の説明を続けている。 ざわつく人の波を押さえつけるように語気を強くし、壇上から言葉を浴びせかけている。 そして今更に、思い出したかのように和を見下ろし、また再びリモコンを向け、無慈悲にそのボタンを押した。 「どうせその怪我じゃあゲームに参加しても同じだろう」 言われて、ようやくながらに和は気付いた。己の指が、両手にあった5本の指がなくなっていることに。 べっとりと掌を染めるそれは首を飛ばされた咲のものだけでなく、己自身の血も混ざっているのだと麻痺した頭で理解する。 もうこれじゃあ麻雀ができない――何よりも先に思ったのはそんなことだった。 「このように、主催側は容易に首輪を爆発させ参加者の命を奪うことができる。それを忘れてはいけない!」 ピ……ピ……ピ……と、冷徹に進むカウントダウンの中。 和はただ利根川の声を聞き、何がいけなかったのかそれだけを考えていた。 ■ 「正義。道徳。友情。愛。信念。お前ら個人が何を掲げ、何をどう信じようがそれは勝手だ。 だがそれは平時においてのこと。この、緊急事態においては、それは全てまやかし……っ! 逃避にすぎないっ! よく考えろ。この現状を……己が置かれた状態を! 知らぬ何者かにより拉致され、わけもわからぬままにゲーム……殺し合いを強要されているという現実……っ! それが何を意味するのか。生殺与奪の権利は実際にはどこにあるのか。そこから目を逸らすことは許されない!」 利根川は語気を粗くして、まるで怒鳴るように人々へと語りかける。 確かに彼の言うとおりなのかもしれない。 だがしかし、そんな言い方は聞かされるほうの反抗心を煽るだけで、実際、何人かが立ち上がり刃向かおうとしていた。 「黙って”俺”の話を聞け…………っ!!」 室内が凍りついた。立ち上がっていた何人かも息をするのも忘れて固まっている。 利根川の言葉に気圧されたか? いや、そうではない。事実ももっとシンプル。単純すぎて、誰もが簡単にそれを理解した。 ネクタイを緩めシャツの襟を開いた利根川の首にも皆と同じ”首輪”が嵌っていのだ。 「声高らかに正義を謳い自己陶酔に浸っている間にも! 痛みを推し量り、傷ついた者を相手に理解者ぶっていい気になっている間にも!! 悲しみを共有したなどという都合のいい幻想を抱き、陳腐な涙を流している間にも……っ!! 時間は過ぎる……っ! 文字通り……命と等しい時間っ! それを”我々”ゲームの参加者は”共有”している……っ! 故に! 我々は同じゲームの参加者同士として”協力”して殺しあわないといけないのだ! 自分を救う為に! 誰かを救う為に! そうしなくてはならない……っ! 誰か一人がそれを諦め、殺し合いを放棄することは、すなわち全ての人間を巻き添えにする悪逆非道の行為……っ! そんなことをするぐらいなら……殺せないのなら死ね……っ! 他人が無理ならせめて自分の始末は自分でつけろ! 幸いなことに会場の外に飛び出せば首輪は爆発する。自殺するのは難しくない。 己の正義を信ずる者。弱者必滅の現実から目を逸らす愚者……そんな輩は自殺すべきっ! 他人を……巻き込むなっ!」 息を飲む者。顔を蒼くする者。ここに至って逆に笑みを浮かべる者。今までもこれからも表情を変えぬ者。 様々な人間がそこにはいたが、彼らに共通していたのはただ黙していたということ。 内心に何を抱えるかは不明であるが、皆、利根川を前にしてただ言葉を失い、彼の”協力要請”に耳を傾けていた。 「いいか、もう一度言う! 我々は……協力しあって殺しあわなくてはいけない……っ! それが唯一の生を得る方法なのだ。なす術もなくやってくる無念の死を避ける為に、ここに己が一生を賭す。 それが唯一の正義! この場における法……っ! 我々は……殺しあわなくてはいけない……っ! 生き残る為……お互いを救い合う為に……ゲームオーバーを回避し……唯一の生者を残す為に…………」 遠く聞こえる演説の中、死に瀕する和はただ思う。 勝利しなければ自分の居場所を確保することもできない。そんなことは解っていたはずなのにと。 そして今更ながらに気付く。 勝利するということはつまりその逆側に敗者を生むということ。その度に誰かを排し、誰かの権利を奪っていたことに。 なのに、どうしてそれを今は忘れていたのか、どうして今までそれに気付かなかったのか。 麻雀の勝負は命を奪わないからなのだろうか? 勝ちも負けも選ばない生き方をしていたプラスマイナスゼロの彼女ならば何か答えを持っているだろうか? 聞こうとして、首のない彼女を見て――、その時―― ――原村和の首輪が爆発した。 ■ 「――ご苦労様です。利根川様」 殺し合いの為に集められた有象無象。それらがすでに姿を消したがらんとした空間。 ただひとり、壇上に残っていた利根川は肩を落としただ床だけを見つめていた。 「ふん。自分のためだあれぐらいの演説。頼まれなくとも打ってみせる」 ひとつ息を吐き利根川は顔をあげる。 そして、手にしていたリモコンを黒服の男に向かって投げると踵を返し自らも会場に向かおうと足を向けた。 「しかし、いいのですか? あのような、皆の戦意を煽るような真似を?」 が、黒服がその足を止める。 「……おかしいか?」 「えぇ。あれでは利根川様も大変に危険な目に……それこそ、どこで恨みを買うかもしれません」 振り返り、利根川は黒服に頷いてみせた。 確かにこの名もない男が言うように、あれでは全ての元凶が自分にあるようで、それを恨むものが出てきてもおかしくない。 「織田信長」 「……はっ?」 「知ってるか?」 「は、はぁ……戦国時代を生きた武将であり、そして……今回のゲームの参加者のひとり」 「そうだ。我々がイメージするそれとは全く異なる人にして人ならざる化物。 奴だけではない。普通の人間じゃあ敵いっこもなさそうなの……例えば、英雄や悪鬼……そんなのが参加者にはゴロゴロいる。 だったら煽るしかあるまい……そいつらが殺し合うように。 殺し合いこそがここの常識であると、刷り込むしかない」 「しかし、それではやはり危険が……」 ふぅ。と、利根川は溜息をつく。確かにその通り。いくら百戦錬磨と言えども利根川は普通の人間。その範疇を逸脱しない男。 失脚によりこのゲームに参加することとなったが、これは挽回の機会ではなく制裁と……そう受け取っていた。 しかし、それでもなお、だからこそに彼は足掻く。己が生に執着する。 「勝てる可能性が元々ゼロなのならば、それを1%でも2%でもひとつずつ上げてゆくだけ……。 確かに俺は敵を作ったが、全員が全員敵同士となれば、それもいくらかはチャラ……勝つ目……光明も微かに見えてくる」 「……なるほど」 黒服が納得したのを見て利根川は再び暗闇の中へと進もうと歩き出し――と、なにかに気付いてまた振り返る。 「おい、お前。煙草はもっているか?」 「はぁ……持っていますが、しかし規則により参加者には何も」 「固いこと言うな。ここで吸えば問題はあるまい。まだゲームが始まる前だ」 「ですが……」 「俺が勝って帰ってきたらお前を取り立ててやる。それでどうだ? ん?」 更に2、3言押し合い、結局黒服は利根川に押しやられ渋々ながらに煙草を1本差し出した。 咥えた煙草の先に火を点け、帝愛グループにこの男ありと言われた利根川幸雄――その出立の前の最後を見届ける。 「……では、行って来る」 「御武運を」 紫煙を吐きそれが暗闇に溶けるのを見送ると、利根川は暗闇に向けて一歩ずつ足音を鳴らし進んでゆく。 この暗闇に飛び込むことは絞首台の縄に首を通すこととさほど違いはない。生還は万に一つで、他は死に溢れているからだ。 しかし、だとしても彼はおびえたりひるんだりはしない。威風堂々。ただ真っ直ぐに死地へと飛び込む。 「……勝ちもせず生きようとすることがそもそも論外なのだ」 利根川幸雄。彼の人生は逃走を自分に許すほど安いものではない。 【原村和@咲-Saki- 死亡】 【宮永咲@咲-Saki- 死亡】 【アニメキャラ・バトルロワイアル3rd 開始】 【「主催」および「黒幕」】 不明 【オープニング進行】 利根川幸雄(参加者) 【放送及び以降の進行役】 不明 【ルール】 原則参加者同士の間にはルールはなく、殺しあって最後の一人になった者が優勝。 優勝者には賞品(内容は不明)が与えられ、元の世界へと帰還させてもらえる。 ゲーム期間は開始より3日(72時間)。それまでに決着がついてなければゲームオーバー。 また、24時間連続で死者がでなかった場合もゲームオーバーで、全員の首輪が爆発する。 【首輪】 参加者全員の首に爆薬の詰まった首輪が嵌められている。 ゲーム会場から出ようとする。または無理矢理外そうとすると爆発してその者の命を奪う。 また、主催者側は自由に爆発させることができ、爆発するまでの猶予も操作可能。 【放送】 開始より6時間ごとに主催より会場に放送が流される。(方法は未定) そこで前回の放送より今回までの間で死亡した者の名前が呼び上げられる。 また、新しいルールが付け加えらる場合もあり。(※禁止エリアがこれに該当。詳細は放送案におまかせ) 【支給品】 参加者にはひとつのデイパックとその中に入った支給品が配られる。内容は以下の通り。 1.デイパック。 無限の容量を持った不思議なデイパック。原理は不明。 2.基本支給品。 全員のデイパックに共通して入っている物。 「参加者名簿」「会場の地図」「腕時計」「筆記用具とメモ用紙」「方位磁石」「懐中電灯」「最低限の食料と水」「タオル数枚」 ※参加者名簿には一部の参加者(書き手枠のキャラ)の名前が記されていない。 3.ランダム支給品。 武器や道具など、個別のアイテムが1つから3つの範囲で入っている。
https://w.atwiki.jp/wiki11_row/pages/409.html
アニメキャラ・バトルロワイアルIF アニメに登場するキャラクターでバトルロワイアルを行うリレー小説企画。 アニメサロン@2ch掲示板(通称メロン板)で企画が始まった。 参加作品は15作品。参加者は72名。 2015/04/22(水)、パロロワ総合板にスレ立て 2015/07/08(水)、第一回放送通過 2015/10/20(火)、第二回放送通過 2016/02/15(月)、第三回放送通過 2016/05/21(土)、第四回放送通過 2017/02/02(木)、第五回放送通過 2018/04/30(月)、完結 主催者 広川剛志@寄生獣 セイの格率 アンバー@DARKER THAN BLACK 黒の契約者 フラスコの中の小人@鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 【参加者一覧】 7/7 ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース 空条承太郎/ジョセフ・ジョースター/モハメド・アヴドゥル/花京院典明/イギー/DIO/ペット・ショップ 6/6 クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 アンジュ/サリア/ヒルダ/モモカ・荻野目/タスク/エンブリヲ 6/6 ラブライブ! 高坂穂乃果/園田海未/南ことり/西木野真姫/星空凛/小泉花陽 6/6 アカメが斬る! アカメ/タツミ/ウェイブ/クロメ/セリュー・ユビキタス/エスデス 6/6 とある科学の超電磁砲 御坂美琴/白井黒子/初春飾利/佐天涙子/婚后光子/食蜂操祈 6/6 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST エドワード・エルリック/ロイ・マスタング/キング・ブラッドレイ/セリム・ブラッドレイ/エンヴィー/ゾルフ・J・キンブリー 5/5 PERSONA4 the Animation 鳴上悠/里中千枝/天城雪子/クマ/足立透 5/5 魔法少女まどか☆マギカ 鹿目まどか/暁美ほむら/美樹さやか/佐倉杏子/巴マミ 5/5 アイドルマスター シンデレラガールズ 島村卯月/前川みく/渋谷凛/本田未央/プロデューサー 5/5 DARKER THAN BLACK 黒の契約者 黒/銀/蘇芳・パブリチェンコ/ノーベンバー11/魏志軍 4/4 寄生獣 セイの格率 泉新一/田村玲子/後藤/浦上 4/4 やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 比企谷八幡/雪ノ下雪乃/由比ヶ浜結衣/戸塚彩加 3/3 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ イリヤスフィール・フォン・アインツベルン/美遊・エーデルフェルト/クロエ・フォン・アインツベルン 2/2 PSYCHO PASS-サイコパス- 狡噛慎也/槙島聖護 2/2 ソードアート・オンライン キリト(桐ケ谷和人)/ヒースクリフ(茅場晶彦) 72/72 外部リンク 支援サイト アニメキャラ・バトルロワイアルIF @ wiki アニメキャラ・バトルロワイアルIFしたらば掲示板(閉鎖) スレッド アニメキャラでバトルロワイアルをしよう アニメキャラ・バトルロワイアルIF アニメキャラ・バトルロワイアルIF(2スレ目) アニメキャラ・バトルロワイアルIF part3 アニメキャラ・バトルロワイアルIF part4 アニメキャラ・バトルロワイアルIF Final
https://w.atwiki.jp/wiki11_row/pages/240.html
漫画キャラバトルロワイアル ラウンジclassic@2ch掲示板にて進行したスレッド。 名前通り漫画キャラをバトルロワイアルへと投じた企画。 参加者60名・参加作品16作。 アニメと漫画でまるで違う作品の場合もあるので注意。 2008年12月5日、200KBオーバーという大ボリュームの最終回をもって完結した。 特徴 このロワはとにかく熱い! 熱いったら熱い! 燃え尽きるほど熱い! 震えるぞハート! 燃え尽きるほどヒート! とまぁ、本来は欝や疑心暗鬼が入り混じるはずのパロロワで序盤から熱い展開が繰り広げられるのがこのロワなのだ。 一応欝話はあるものの、その話の書き手は基本は燃え話を書いており、欝話を一回書いただけなのにも関わらず欝書き手に認定されてしまった事もある。(しかもその欝話自体も熱い展開) ようするに他のパロロワとは一味違うのだ。 第二回放送後も欝の布石はあるものの、この燃え展開はそう簡単には変えられそうにはない。 まさにヒート! このロワが熱い最大の要因の一つとしては、他のロワに比べて格闘戦が専門なキャラが多いことがあげられる。 その為銃器の類があまり使われておらず、支給品抜きでも十分に戦うことが可能な連中が多い。 というかそれ以前に、銃器でも殺せない様な参加者が多いので、使われても役をなさない。 主催者 徳川光成(グラップラー刃牙) ???(仮面ライダーSPIRITS) 大首領(仮面ライダーSPIRITS) ???(仮面ライダーSPIRITS) ガモン大佐(仮面ライダーSPIRITS) ???(ジョジョの奇妙な冒険) エンリコ・プッチ神父(ジョジョの奇妙な冒険) 参加者 アカギ 赤木しげる / 市川 / 平山幸雄 / 鷲巣巌 覚悟のススメ 葉隠覚悟 / 葉隠散 仮面ライダーSPIRITS 本郷猛 / 三影英介 / 村雨良 からくりサーカス エレオノール/ 加藤鳴海 /才賀勝 / 白金(フェイスレス指令) 銀魂 坂田銀時 / 神楽 / 桂小太郎/ 志村新八 グラップラー刃牙 愚地独歩 /花山薫 / 範馬刃牙 / 範馬勇次郎 ジョジョの奇妙な冒険 吉良吉影 / 空条承太郎 / ジョセフ・ジョースター / DIO スクライド カズマ / シェリス・アジャーニ/ マーティン・ジグマール / 劉鳳 ゼロの使い魔 キュルケ / タバサ /平賀才人 / ルイズ BATTLE ROYALE 川田章吾/ 桐山和雄 / 杉村弘樹/ 三村信史 ハヤテのごとく! 綾崎ハヤテ / 桂ヒナギク/ 三千院ナギ/ マリア HELLSING アーカード / アレクサンド・アンデルセン /セラス・ヴィクトリア 北斗の拳 アミバ / ケンシロウ/ ジャギ / ラオウ 武装錬金 防人衛 /パピヨン/ 津村斗貴子/武藤カズキ 名探偵コナン 江戸川コナン /灰原哀 / 服部平次/毛利小五郎 らき☆すた 泉こなた /高良みゆき / 柊かがみ / 柊つかさ 外部リンク ■支援サイト 漫画キャラバトルロワイアルまとめ@wiki) 漫画ロワ専用したらば掲示板(現避難所) 漫画キャラバトルロワイアル掲示板(旧避難所、閉鎖) ■スレッド 漫画キャラバトルロワイアルをしよう 漫画キャラバトルロワイアル(企画スレ) 漫画キャラバトノレロワイアノレ 漫画キャラバトノレロワイアノレ Part2 漫画キャラバトルロワイアル Part3 漫画キャラバトルロワイアル Part4 漫画キャラバトルロワイアル Part5 漫画キャラバトルロワイアル Part6 漫画キャラバトルロワイアル Part7 漫画キャラバトルロワイアル Part8 漫画キャラバトルロワイアル Part8(実質9) 漫画キャラバトルロワイアル Part10 漫画キャラバトルロワイアル Part11 漫画キャラバトルロワイアル Part12 漫画キャラバトルロワイアル Part13 漫画キャラバトルロワイアル Part14 漫画キャラバトルロワイアル Part15 漫画キャラバトルロワイアル Part16 漫画キャラバトルロワイアルPart17 漫画キャラバトルロワイアルPart18 漫画キャラバトルロワイアルPart19(現行スレ)
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/112.html
開幕――深淵にあるもの ◆e3C3OJA4Lw 安寧という言葉とは無縁のように思われる黒。 そんな色の中に光が当てられるとしたら、そこには果たして何が映しだされるのだろうか。 そんな素朴な疑問に答えを示すかのように、暗がりにあった壇上に眩しすぎるほどの照明が照らされた。 「これから皆さんに殺し合いをしてもらいます、とミサカは良心に咎められながらも、心を鬼にして皆さんに告げます」 壇上に立ち、光に映し出されたのはのは、御坂美琴のクローンとして作られたシスターズの一人。 彼女は漆黒の中で蠢く無数の人々を眼下に収めながら、淡々とした調子で声を放った。 そして彼女は自分の声が皆に行き渡ったのを確認すると、再びその小さな口を開こうとする。 しかし、彼女が一身に浴びている光の下に、一人の小柄な女性が歩み寄ってきて、その意図は崩されることになった。 「はじめまして。自己紹介をさせてもらおうかしら。私の名前はイリヤスフィール、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン。 イリヤと呼んでもらってかまわないわ」 イリヤと名乗った少女はスカートの端を軽くつまみ上げ、優美な挨拶をした。 その際に雪のような白銀の髪の毛はふわりと揺れ、見た目の歳からは決して想起できない かぐわしい乙女の姿を周りに見せ付けた。 その様子にミサカも思わず目を奪われてしまう。 「それで、イリヤ、どういったご用件でしょうか、とミサカはドキドキしながら、初めて会う人の名前を呼び捨てにして訊ねます」 「折角のパーティーに招待してもらったんですもの。それに見合ったお土産を、あなたに渡すことにするわ」 「お土産ですか、とミサカは期待に胸を膨らませながら聞き返します」 「ええ、期待してもらって構わないわ。だって、これはとっておきですもの」 イリヤはそう言うと、口角を僅かに吊り上げ、妖しく微笑んだ。 「やっちゃえ、バーサーカー!」 彼女の言葉を合図に暗闇の中から巨躯の男が疾風の如き速さで駆け出した。 そしてその手に持っていた巌のような斧剣を、何の仮借もなくミサカに叩きつける。 その瞬間、ミサカを構成していた血と肉は文字通りはじけとび、壇上を血で真っ赤に染めた。 「イリヤ! 何をやっているんだ! 殺すことはないだろう!」 「あら、シロウ。あなたもここにいたの?」 「ここにいたの、じゃない! 今、何をしたのか分かっているのか?」 シロウと呼ばれた青年は憤激でもってイリヤを責め立てた。 彼の顔の色や表情を窺えば、彼が先の出来事にどれだけ胸を痛めているか、誰でも分かることだろう。 だけど、イリヤはそれを目の前にしても、少しも心を動かすことはなかった。 「それじゃあ聞くけど、シロウ、あなたはあの女の言うとおり殺し合いをした方が良かったって言うの?」 「違う! そうじゃない! 殺す以外にも彼女を止める手段はあったはずだ!」 イリヤはそれを聞くと、シロウにも分かるように大きく溜息を吐いた。 「シロウはここに連れ去られた時のことを覚えている?」 「い、いや……。だけど、今はそんなことは関係ないだろっ!」 「シロウ、あの女は魔術師の私やサーヴァントであるバーサーカーを本人に気づかれることなく、ここに攫ってきたのよ。 それも無理矢理に。そんな相手に説得とか、まだるっこいやり方が通じるはずもないでしょう」 イリヤは笑みを携え、陽気に、そして優しく説明を加えた。 その声の調子から、自分の言葉に微塵の疑問を抱いていないことが、窺えた。 とはいえ、シロウの中にある信念は、その程度で納得などできるはずもない。 イリヤもそのことを分かっているのか、楽しげにシロウの返す言葉を待っていた。 だけど不思議なことに、イリヤがいつまでも待っても、シロウは声を発さなかったのだ。 ひょっとして今のでシロウは納得したのだろうか、 それとも自分を見下げ果て、わざと無視をしているのだろうか。 イリヤは双蛾をひそめながら、不機嫌そうにシロウを見上げた。 すると、そこには口を開けて、驚愕とも呆然といえるマヌケな表情を浮かべて、 イリヤの後ろを見つめるシロウがいたのだ。 「ちょっと、シロウ、今は私と話しているんでしょう? レディにそんな態度は失礼よ」 それでも態度を改めないシロウに、も~、と声を上げ、イリヤは頬を膨らませる。 しかし、そこまで頑なな態度を維持されると、イリヤも怒りよりも疑問が勝ってしまう。 そしてイリヤはシロウの視線を辿って、後ろを振り返り――目を見開かされた。 何とそこには先程バーサーカーに殺されたはずのミサカが平然とした様子で立っていたのだ。 それもそこにいたミサカは一人ではない。 同じ服装で、同じ髪型で、そして同じ顔をしたミサカが十人ほど壇上に存在していたのだ ――その内の何人かは死んだと思われるミサカの死体を黙々と遺体袋に入れていた。 「い、一体、な、何なのよ……あなたたち?」 余りの異様な光景に最初に見せた優美さなど欠片も残さず、イリヤは狼狽しながら、震える声を発した。 それに対してミサカは僅かな動揺など見せることなく、最初と変わらず無機質な声で告げた。 「ミサカはお姉さまのクローンで、この度のバトルロワイアルの進行役を預かっている者です、と ミサカはさっきから勝手な振る舞いばかりをしている子どもにイライラしながらも懇切丁寧に説明します」 「な、何よ! 勝手なことをしているのは、そっちでしょ! もう怒ったんだから! バーサーカー!」 ミサカの言い回しに怒ったのか、イリヤはバーサーカーをけしかけようとする。 だけど、突如とバーサーカーの身体から目に見えるほどの形で放電が発し、その巨躯を押し留めた。 見れば、バーサーカーの首輪を中心に電気が迸り、深淵にある会場を、その凄惨な輝きで照らしていた。 「えっ……? バーサーカー? 何をしているの? さっさとあの女たちを殺しなさい!」 イリヤの意志が明確な形となってバーサーカーに届けられるが、状況に変化はない。 依然とバーサーカーは電撃により苦悶の声を上げているばかり。 人間を遥かに超越したサーヴァントたる英霊を、ここまで苦しめるのは正しく常識の埒外のことだ。 イリヤはその疑問を孕んだ瞳でミサカたちをねめつけた。 「皆さんには反乱防止のために首輪がつけられています、とミサカはイリヤが抱いているであろう疑問に素直に答えます」 「首輪ですって?」 イリヤは慌てて、自分の首に手をやる。 その瞬間、生命の脈動を感じさせない冷たさが手に伝わった。 イリヤはシロウをはじめ、周囲の人間に目をやる。 彼女の目に映ったのは、ミサカの言葉を証明する事実ばかり。 なるほど、確かに首輪は会場にいる全員につけられいるし、 それには反乱を防止するための何かの仕掛けが施されているかもしれない。 イリヤは冷静にその事実を認めた。 しかし、それでもバーサーカーの行動が制限されるなど、彼女には信じられなかった。 バーサーカーは英霊であり、その中でも最強の看板を背負ってもおかしくないほどの高位の存在だ。 それを魔力を感じさせない人間が、いとも簡単に御することなど、あってはならない。 イリヤはようやくこの状況が自分の理解を超え、また自分の思い通りにならないことに気がつき、舌鋒を収めることにした。 「それでは説明を続けます」 ミサカはイリヤが大人しくなったのを確認すると、台詞どおりに口を開いていった。 「これから皆さんには最後の一人になるまで殺し合いをしてもらいます。 また皆さんには殺し合いを円滑に進めるためにも、様々な支給品を入れたバッグを差し上げます。 その中には食料、水、お金などといった基本的なものに加えて、こちらで用意させてもらった武器が入れてあります。 そして皆さんが気にしているであろう首輪には、電流を流す以外にも爆発する仕掛けがあります。 首輪が爆発するのには、一定の条件があります。 それは一二時間経っても一人も死者が出なかった場合、 こちらが指定する禁止エリアに侵入した場合、 首輪を無理矢理外そうとしたり、壊そうとしたりする場合 そして、こちらに反抗をした場合の四つです。 またこれはサービスになるのですが、それ以前の段階で警告として、先程皆さんが見たような電流が首輪から流れます。 ですから、皆さんはくれぐれも軽率な真似は控えてください。 最後にこの殺し合いの優勝者への処遇ですが、その方には再びここに戻ってきてもらって、授賞式を執り行わせていただきます。 その際に優勝者にはこのバトルロワイアル優勝の栄誉と、またそれに付随したご褒美を差し上げることになっています。 それは皆さんが日ごろから欲しがっている夢、理想、信念を達成できるもの、 つまり皆さんの願いを叶えるという神秘を体現させたものです、 とミサカは長々としたバトルロワイアル説明を、できるだけ分かりやすく行いました」 ミサカの説明が終わると、その場にいる者は全員表情を歪めた。 不安に、恐怖に、困惑に、絶望に、愉悦に……。 皆が皆、思い思いのままに感情を露にする。 そしてその中で取り分けその顔に怒りの色を携えている人間がいた。 「ミサカ妹! 一体どういうつもりだ!? お前はもうこんなことはしなくていいはずだ! そうだろう!?」 暗闇を突きぬけ、霧散させるような意思を込めた声を発するのは、 ツンツンとした黒い髪を生やす男、上条当麻であった。 「あなたは……、とミサカは戸惑いの声を上げます」 「また誰かに言われて、こんな馬鹿なことをやっているのか?」 「その質問には答えられません、とミサカはマニュアル通りに答えます」 「それじゃあ、自分の意志でやっているのか?」 「それは…………、とミサカは声をくぐもらせます」 「ミサカ妹、お前のやりたいことって、こんなことだったのかよ!? 違うだろう!? お前はこんなことをすべきじゃない! 俺はお前がネコが好きだってことを知っている! お前の発する電気によって、ネコたちに嫌われても、お前はネコを可愛がっていた! お前は優しい人間だ! 決してお前は人を傷つけたり、不幸にしたりする人間じゃない! そうだろう!? もしお前が誰かの言いなりにならなきゃいけないって思ってんだったら、 もしお前が誰かを傷つけることでしか、自分の存在を確立できないってんだったら、 俺がその幻想をぶち壊す!!」 上条は自分の右手を前に掲げ、力強くその拳を握り締めた。 その姿にミサカたちは全員彼に見入ってしまう。 しかし、そんなミサカの口から漏れたのは、上条当麻が期待したものとは、おおよそかけ離れたものだった。 「残念ですが、それはできません。 そして最後に皆さんがしている首輪の威力をできるだけ印象に残るように爆発させてから、 バトルロワイアルをスタートします、とミサカは酷薄な物言いをします」 「ミサカ妹! やめろ!」 上条はミサカのやろうとしていることに気がついたのか、必死になって彼女を止めようとする。 彼はその右手をミサカに向けて突き出し、自分の力の及ぶ限り、床を強く蹴り上げた。 だけど、それでも彼はミサカを思いとどまらせることはできなかった。 「爆発の対象はバーサーカーを使い、反抗の意を示したイリヤスフィール・フォン・アインツベルンです、とミサカは無情にも告げます」 十人のミサカの目が、一斉にイリヤに降り注ぎ、死刑を宣告する。 その目と言葉に何の虚実がないことも悟ったイリヤは、 目じりに涙を浮かばせ、助けを求めた。 「……え? やだっ……シロウ! バーサーカー!」 その言葉を最後にイリヤの首輪は爆発し、彼女の首を地面に落とした。 彼女は誰にも救われることなく、死んでしまったのである。 「イリヤーーッ!!」 シロウのあらん限りの声を上げられる。彼の悲痛な叫び声は場内全てに響き渡ったことだろう。 だけど、それすらも塗りつぶすかのような雄たけびが場内を支配した。 その男の声は闇を恐怖で震わせ、その場いる全ての人間を竦ませた。 彼はイリヤに仕えていたバーサーカーという大男。 バーサーカーはイリヤが死んだことに気がつくと、身体を纏う強烈な電撃の奔流を振り払い、ミサカの目前へと瞬時に迫った。 彼がこれからすることなど、一つしかない。 そしてバーサーカーは血に塗れた斧剣を、高々と振り上げた。 だけど、それが振り下ろされるよりも先に、ミサカは自分の言葉を言い終えることに成功した。 「それではバトルロワイアルの開始です、とミサカは焦りながらも、噛むことなく、素早く開幕を宣言します」 それと同時にバーサーカーを初めとし、次々と会場にいた人間が消えていった。 人が人を呼ぶ声があちこちに木霊するが、消失は止まらない。 そして皆がいなくなると、最後に壇上を照らしていた照明も消え、そこにはまた深淵に蔓延る黒が塗りつぶされることになった。 【イリヤスフィール・フォン・アインツベルン@Fate/stay night 死亡】 【残り六十四人】 主催者 【不明】 進行役 【シスターズ@とある魔術の禁書目録】
https://w.atwiki.jp/animerowa-4th/pages/12.html
アニメキャラバトルロワイアル3rdにおける参加者一覧 作品名をクリックすると、それぞれが外部サイト「wikipedia」の該当部分へ移動します。 対象によっては原作版の項目であったり、ネタバレの要素が含まれているのでご注意ください。 6/6【ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース】 ○空条承太郎/○ジャン=ピエール・ポルナレフ/○ホル・ホース/○J・ガイル/○エンヤ婆/○ラバーソール 6/6【こちら葛飾区亀有公園前派出所】 ○両津勘吉/○大原大次郎/○本田速人/○ボルボ西郷/○日暮熟睡男/○海パン刑事 6/6【Fate/Zero】 ○衛宮切嗣/○遠坂時臣/○バーサーカー/○ライダー/○雨生龍之介/○キャスター 6/6【遊☆戯☆王デュエルモンスターズ】 ○武藤遊戯/○海馬瀬人/○獏良了/○インセクター羽蛾/○マリク・イシュタール/○ペガサス・J・クロフォード 6/6【魔法少女まどか☆マギカ】 ○鹿目まどか/○美樹さやか/○巴マミ/○暁美ほむら/○佐倉杏子/○シャルロッテ 5/5【THE IDOLM@STER】 ○天海春香/○如月千早/○我那覇響/○プロデューサー/○天ヶ瀬冬馬 5/5【デュラララ!!】 ○セルティ・ストゥルルソン/○竜ヶ峰帝人/○園原杏里/○平和島静雄/○折原臨也 5/5【カードキャプターさくら】 ○木之本桜/○李小狼/○大道寺知世/○柊沢エリオル/○李苺鈴 5/5【結城友奈は勇者である】 ○結城友奈/○東郷美森/○犬吠埼風/○犬吠埼樹/○三好夏凜 5/5【ラブライブ!】 ○高坂穂乃果/○園田海未/○矢澤にこ/○絢瀬絵里/○東條希 4/4【艦隊これくしょん -艦これ-】 ○吹雪/○金剛/○加賀/○空母ヲ級 2/2【闘牌伝説アカギ ~闇に舞い降りた天才~】 ○赤木しげる/○鷲巣巌 61/61 参加者以外の登場人物 ※ネタバレ注意 +開示する 【主催者】 提督@艦隊これくしょん -艦これ- 【その他】 長門@艦隊これくしょん -艦これ- 陸奥@艦隊これくしょん -艦これ- 大井@艦隊これくしょん -艦これ- 北上@艦隊これくしょん -艦これ- 赤城@艦隊これくしょん -艦これ- 睦月@艦隊これくしょん -艦これ-
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/1084.html
第三回定時放送。そして、それすらも《スペア》 ◆5iKodMGu52 「あぁ、妹たちを手に入れるのはなかなかに苦労したよ。旧ダモクレスは学園都市との、あの戦いで沈んだからね」 男は落とした女の自慢話をするかのような気楽さで、世界ひとつの崩壊を口ずさんだ。 「安土の時も大変だったけどね。まぁこの二つの戦いで、私は自分の手駒を殆ど失ってしまったわけだけど」 そこでひとつ息をつく。 やれやれといった表情で目の前の神父と盤上の駒を見る。 「そのタイミングを見計らっていたのかな?だとしたらとてもいい商機を得た訳だね」 一手が投じられ、戦況は逆転した。神父は優位から一気に劣勢に追い込まれた盤上をにらみ、一手を投じて答える。 「偶々だよ、皇帝陛下。タイミングが良すぎたとしても、それはそういう縁なのだろう」 深々と腰掛けていた皇帝は立ち上がり、目の前の男を見下ろす。 彼に掛かればどのような人間だろうと、蟻でしかない。 男は必殺の一手を撃つ。チェックメイト。最早神父に打つ手はない。 「おや、今の私の肩書きは《会長》だと思ったが、違ったのかな?」 そのまま部屋を出る。と、そのついでに、と言う風に振り返り、神父に語る。 「遠藤が死んだようだね?《スペア》はそれなりに用意しているけど、あまり無駄に殺さないでもらえないかな? あの龍門渕の子に使った首輪のように、取り返しがつかないことになるかもしれないのだからね」 ドアが閉まる。神父が皮肉めいた笑みを浮かべる。そしてテープが流れる。 第三回放送が始まった。 □ 『ごきげんよう、インデックスです。 では第三回定時放送を開始いたします。 まずはじめにお知らせが御座います。 当会場内に設置されておりました鉄道ですが、D-6駅の修復が滞っております関係で、一部区間でのみ運行を再開させております。 午後九時には全線開通の予定で御座いますので、参加者の皆様に置かれましては、不便をお掛けいたしますがご了承のほどお願い申し上げます。 続きまして、禁止エリアの発表です。 午後九時より禁止エリアに追加されますのは【G-2】【G-6】【D-3】 となります。 禁止エリアに入りますと首輪が自動的に爆発いたします。くれぐれも間違って立ち入らないようお気をつけ下さい。 最後に第二回定時放送より現在までに死亡が確認されました参加者を発表させて頂きます。 【トレーズ・クシュリナーダ】 【伊藤開司】 【明智光秀】 【神原駿河】 【アーチャー】 【ヴァン】 【海原光貴】 【伊達政宗】 【張五飛】 【平沢唯】 【バーサーカー】 以上十一名です。これにより残り参加者数は二十六名となります。 これにて放送を終了させていただきます。第四回定時放送で皆様をお待ちしております。』 □ 「なるほど、《スペア》か」 部屋に残った言峰綺礼は皮肉な笑みを崩さず、そう呟いた。 彼と学園都市に残された技術を使い、さまざまな世界の技術と魔術を結集して作り上げた首輪。 《儀式》に必要な数は52。そして万が一の為に用意された《スペア》は12。 合わせて64。 この数に合わせてバトルロワイアル参加者数は定められた。 ただ、そこで大会実行委員長の遠藤が見せしめに一つを使いたいと言い出した。 首輪の強制力を最大限にアッピールしたい、と。 主催者たちは顔を突き合わせて協議し、その案にゴーサインを出した。 しかしここで一つ問題が生じる。 ならば参加者は63名にすべきなのか。 否。 64と言う完全数に変更は認められない。 ジョーカー。魔術師・荒耶宗蓮はその上での妥協の産物だった。 遠藤の申し出も、荒耶宗蓮の狙いも、52の首輪と12の《スペア》しか首輪が製作出来なかった事も、全ては偶然である。 誰も作為を持って歪めた事実ではない。 そして、《会長》、または皇帝は遠藤に《スペア》があるといった。 「遠藤勇次もまた、《儀式》の為の道具に過ぎなかったというわけか。いや、首輪と同じくらい重要と見ていたともいえるか」 ほぉう、と言峰は遠藤の意外な存在価値にやや驚いた。そして人間を物のように扱う《会長》の異質さに共感を覚えた。 さて、言峰にとって重要な案件はサーヴァントの魂、そして肉体の回収である。 ではあるが、それにもタイムリミットは仕掛けられていた。 つまりは52の命が潰えた時。 それがこのゲームの終了時間であり、彼の仕事のタイムリミットである。 《会長》にゲームを完遂させるつもりなどない。 ただ、首輪をつけた者同士で52の命を奪い合ってもらいたいだけだ。 バトルロワイアルというゲーム方式はただ単に効率がいいから使っているだけの話だ。優勝商品などは戦い合わせる為の方便。 しかし、強制力によって爆発させた場合はこの数には含まれない。 そのように、この《儀式》は定義付けられた。限定された条件は、《儀式》を容易にする。 龍門渕透華の首輪は強制力によって爆発された。神原駿河のものも、である。 さらに織田信長の首輪は、このままでは《儀式》に使うことは出来ないであろう。 本多忠勝と刹那・F・セイエイの首輪はかろうじて消滅前に《儀式》に用いることが出来たが、アーニャの首輪はその前に消滅してしまった。 都合4つの首輪が《儀式》にはもう使えないのである。 しかし裏を返せば、あと8つスペアがあるということだ。 あと何事もなく死者が18名出れば、その場で首輪は全て爆発される。 《スペア》に価値がなくなるからである。 当然スポンサーたちは不平を漏らすであろう。その場合の処理を尋ねた黒服が居た。 答えはこうだった。 「《儀式》が完遂されれば、そのような人間に一片の価値もないね。全員殺しておいていいよ」 《会長》は、完全に割り切っている。躊躇など欠片もないだろう。 《会長》にとってこの場の全ては《儀式》の為の《スペア》なのだ。 ひょっとしたらこの《儀式》すら、何かの《スペア》なのかもしれない。 だとしたら、失敗と知るや否や、ここの全てを破壊して立ち去るだろう。 確かに《会長》にはそれを可能にする「ダモクレス2号」、旧き名を「バースディ」がある。 搭載された無数の限定解除フレイアで全てを破壊しつくせるだろう。 「尤も、私の方も、そんなことはどうでもいいがね」 神父には神父の、《会長》には《会長》の企みがある。 自分の目的を達成したら、それでオシマイだ。どちらが速いか。それだけの事。 「さて、第100代ブリタニア皇帝、新生帝愛初代《会長》シュナイゼル・エル・ブリタニアよ。チェスの続きをはじめようか」 言峰はクツクツと笑いながら、バーサーカーの魂を回収するべく、《門》へとむかった。 【???/ダモクレス2号・会長室/1日目/第三回定時放送終了後】 【シュナイゼル・エル・ブリタニア@コードギアス反逆のルルーシュR2】 [状態]:健康 [服装]:豪奢な私服 [装備]:??? [道具]:??? [思考] 基本:《儀式》の遂行? [備考] ※参戦時期は不明です。 ※ブリタニア第100代皇帝であり、帝愛を母体とした全く新しい多次元企業、新生帝愛の初代会長です。 ※シスターズ@とある魔術の禁書目録を多数従わせています。戦闘要員か、他の用途に使っているかは不明です。 ※ダモクレス2号はバースディ@ガンソードを母体としています。他はおそらくダモクレスと同じ。 ※限定解除されたフレイアを使用することが出来ます。フレイアの所有総数は不明。 【???/???/1日目/第三回定時放送終了後】 【言峰綺礼@Fate stay/night】 [状態]:健康 [服装]:神父服、外套 [装備]:??? [道具]:??? [思考] 基本:??? 1:サーヴァントの死体(魂)を回収する。 2:荒耶宗蓮に陰ながら協力する。 3:この立場でバトルロワイアルを楽しむ。
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/603.html
天使再誕/流血へのシナリオ――《第二回定時放送》◆EXBRaAFchM 第二回定時放送を控え、遠藤はある部屋の前に立っていた。 放送前にこの部屋の主に会わなければならない。 汗を拭き、唾を飲み込み、息を吐く。 人を超えた存在だと云う。 死を超越し、年老いることが無いと。 帝愛の末端に過ぎない遠藤が名も顔も知らぬトップ……このゲームの真の主催者と会うことが許されていると。 天使のようだと言う者達がいる。 ………実際少なくない帝愛の女性社員と男性社員が「天使様」などと呼んでいる。 悪魔のようだと言う意見には同意せざるを得ない。 緊張の理由は、どれでもない。 これから会う男は……勝利者なのだ。 何の? 決まっているっ! バトルロワイアル その勝利者なのだ────────リボンズ・アルマークはっ!! △ △ △ 「この六時間で十三人、十二時間で二十七人か。 中々のペースじゃないか」 口元だけの微笑み。 「───ああ、ペースが速すぎやしないかと心配しているのか。 それは杞憂だよ」 鋭い洞察力の賜物か。 勘が良いだけか。 だが遠藤には、思えてならない。 この男は人の思考が読めるのではないか、と。 「なに、ゲームがどう進もうとも 君がその責任を取らされるということは無いよ。 君の"前任者"が辿った末路は 自らをゲームの支配者と勘違いした愚かさ故、さ。 今まで通り司会進行に専念すると良い。 それに……」 と、リボンズは長椅子から立ち上がり、遠藤に背を向けた。 この部屋の正面奥には二体の石像が置かれている。 等身大の、騎士像と武者像だ。 ただし、騎士像は騎士と呼ぶには傲慢に過ぎるように、武者像は武者と呼ぶには派手に過ぎるように感じられる。 「それに、僕の時はもっとハイペースだったしね」 △ △ △ 結局俺は一言も話さなかったな。 そう気付いたのは放送室へ向かう途上だった。 毎度のことではあるが格の違い……それこそ生物としての格の違いを思い知らされる。 そう、あの男は…… リボンズ・アルマークは 異形異能ばかりが集められたバトルロワイアル 生身の戦闘能力において最下層に位置しながら 激戦を、烈戦を、大乱戦を戦い抜いて 二人の強者と共に 黒幕───真の主催者の本拠地まで辿り着き そして────────────── 「……、………。 ………!─────」 『こんにちは。 ご機嫌如何でしょうか、インデックスです。 今回の放送はえんどうが不調の為、私一人で行います。 それではこれより二回目の定時放送を…………』 『待てっ! その放送っっ!待てっ!!』 咄嗟にインデックスとマイクの間に割り込んで、愕然とした。 気付かぬ内に放送室に辿り付いていたことにではない。 放送をインデックス一人にさせてしまったことにでもない。 ・ ・ ・ ・ ・ 放送に割り込んでしまったことに気付き、愕然とした。 (あ……ああっ。何て、何てことを………俺はっ! 「君の"前任者"が辿った末路は──」 「司会進行に専念──」 おおおおおお………駄目っ、絶対駄目っ! インデックス一人での放送は構わないっ……! 前の放送で一応の"振り"はしてあるっ! でも駄目っ………放送事故だけは、やっちゃ駄目!) ピッ 「なあっ!? あ、あ、ああ………」 ピッ ピッ ピッ ピッ ピッ ピッピッピピピピピピピピピピピピ 「うおああああああ~~~~~~~~俺はーーっ!!」 ボンッ! 【遠藤勇次@逆境無頼カイジ Ultimate Survivor 死亡】 「っ~~~~~~~~~~~」 「もう、宜しいでしょうか? そろそろ放送の時刻ですが」 「うぐぅううう~~~~……うえ?」 ┏━━━━┓ ┃大成功!┃ ┗━━━━┛ と書かれたホワイトボードとハンディカメラを掲げて笑うディートハルト・リート。 「失礼。どうか冷静に。 殺伐とした殺し合いばかりでは視聴者も流石に息が詰まります。 定時放送を前にちょっとしたお遊びですよ」 部屋にある幾つものモニターは定時放送を前にした参加者達を映している。 それらが全て頭を抱え呻き声を上げる遠藤の映像に切り替わる。 「あぁっ、あおっ………! おまっ、お前っ……何をっ、何をっ!勝手にっ!」 手を当てて確かめるまでも無く、遠藤は爆弾入りの首輪など着けてはいない。 あのアラームもわざとらしいことこの上無かった。 羞恥と怒りで顔面が紅潮する。 「落ち着いて下さい。 それと発案者は私ではありませんよ」 では誰が!?と問う遠藤に仕草で示すディートハルト。 その先には山と積まれたピザの空箱と、無表情でピザを頬張るインデックスがいた。 「何か手軽な余興を、と考えていたところ 昼食を食べ終えた彼女から提案がありまして。 ああ、今食べているのは追加注文分ですね」 インデックスがこのドッキリを提案? そんなことが有り得るのだろうか? 今のインデックスは「自動書記(ヨハネのペン)」……自己の生命の維持の他は 予め受けた指示に従うだけのロボットのような存在ではなかったのか。 ピザの最後の一切れを飲み込みナプキンで口元を拭くその仕草は酷く機械的で、 何かを感じさせる物は無い。 「時間です」 その一言で、遠藤は思考を切り替えた。 自分の役割を、司会進行を果たさなければならない。 第二回定時放送を始めよう。 △ △ △ 『こんにちは。インデックスです。 六時間が経過しました。二回目の定時放送を開始したいと思います。 戦闘中、探索中、移動中の方々は一時中断し、昼食も兼ねて休憩されることをお勧めします。 放送は一度きり、次の放送は六時間後で過去の放送内容についての言及はありません。 既に食事中の方々はそのままで。 ………………。 …………。 ……。 よろしいでしょうか。 それでは連絡事項を伝えます。 連絡内容は運休している電車について、禁止エリア、そして死者の発表です。 始めに、現在運休している電車についてお知らせします。 本来ならば前回放送でお知らせした通り復旧を終えているはずでしたが、 その後線路に対し更なる破壊行為が行われました。 現在鋭意復旧作業中ですが、作業完了の目処は立っておりません。 何方様もこれ以上の線路に対する破壊行為は慎まれますようお願い致します。 続きまして、禁止エリアについてお知らせします。 前回と同様に三時間後の午後三時以降、立ち入り禁止エリアが三つ増加します。 お手元の島内地図をご覧下さい。 今回の禁止エリアは【】【】【】の三カ所です。 最後に、第一回定時放送から現在までの死亡者を発表します。 死亡した順に名前を読み上げます。 【真田幸村】 【キャスター】 【黒桐幹也】 【田井中律】 【八九寺真宵】 【利根川幸雄】 【刹那・F・セイエイ】 【本多忠勝】 【船井譲次】 【琴吹紬】 【アーニャ・アールストレイム】 【荒耶宗蓮】 【セイバー】 今回の死亡者は十三名、前回放送時と合わせて二十七名です。 よって現時点での残りの参加者の人数は三十七名になります。 私からの連絡事項は以上です。 次回放送は六時間後の午後六時です。 前回と同様に遠藤から皆様へメッセージがあるようですのでお聞き下さい。 それでは良いランチタイムを』 △ △ △ 『俺だ! ハハハ、「また」なんだ。済まんな。 最初から最後まで可憐な少女の声だったなら、 死者の名を告げるこの放送の不吉さも幾分か和らいだかも? フフ、そう邪険にせんでくれ。 この放送は、死者の名を諸君に告げるこの放送は、 少しも不吉なんかじゃあ無い! 寧ろ逆っ! これは福音っ!! 残りの人数はそのまま諸君の優勝へのカウントダウンなのだからっ! 既に六割を切っている!! たった半日、十二時間でだ! こちらの想定を上回るハイペースっ! 次の定時放送までに五割を切ることは明白っ! 諸君の一層の奮起を、俺は期待しているっ!! ………………………………………………………………。 申し訳ない、俺自身本当に興奮が抑えきれないんだ。 さて、ここからが本題だ。 そう、「本題」。 この定時放送において絶対に聞き逃してはならないことは 勿論インデックスの伝える「禁止エリア」と「死者の名前」だ。 その後の中年親父のダミ声など耳の穢れ……。 その気持ちに…………同意するっ! が、聞き逃すなっ! 今後の放送においても、俺は諸君に重大な情報を伝えることだろう。 バトルロワイアル優勝への重大なヒントッ! そして、ゲームの進行に伴い追加されるルールだ。 どうか傾聴願いたい………。 諸君の中には自分の無力さを痛感し、戦うことを諦めてしまった者もいるかもしれない。 分かる……分かるぞっ! 己が目を疑うような異形の者っ!!! 想像を絶する異能の使い手っ!!! 俺と同じように人の域を越えてなどいない、 普通の人間が優勝するにはこの面子、絶っ対に不公平っ! そんな者達が勝ち抜くにはどうすれば良いのか…………。 武器だっ! 強力な武器がいるっ! 英霊!戦国武将!超能力者!魔術師!異能者!怪異! この島に跳梁跋扈する化け物共と正面からぶつかってなお粉砕できるっ!! そんな武器を手に入れろっ! これからするのは、そんな話だ。 では諸君、先程インデックスが伝えた禁止エリアを思い出しながら島内地図を見てくれ。 分かるな? 三時間後には訪れることが不可能となる施設がある。 既に調査は終えた、見るべき物は見た。 そう言う者達もいるだろう。 だがもう一度、もう一度だけ足を運んでみて欲しい。 きっと見つかるはずだ。 この放送の前には無かった物が! そしてそれは! 優勝を決意しながらどうにも行き詰まりを感じている者達にとっては何よりの宝物のはずだっ! 宝物とは限り有る物っ! 気の早い者は既に走り出しているかもしれないが、 どうか俺の話を最後まで聞いて、それから行動することを勧めたい。 そのまま地図を見てくれ。 既に全ての参加者が地図に記された施設を最低一箇所は訪れているはずだ。 それら施設には強力な武器、有用な移動手段、価値ある情報があったことと思う。 …………ハズレも多かったかもしれないが。 で、だ。 参加者が訪れていながらほとんど調べられずに素通りされた施設が複数ある……。 こうした施設を一度訪れてみることは決して無駄では……無いっ! どことは言えない。 しかし一見何も無いような場所であっても どうか"隅から隅"まで探して欲しい。 ………………。 ここまでサービスしてやってもまだやる気にならない奴はいないと信じたい。 だが……負け犬根性ってヤツは! 一度沁み付いちまうと中々拭えないもんだ……。 そんなどうしようもないお前達に俺からアドバイスだっ! 異形だの、異能だの、 そんなことは忘れちまえ! 自分に心を許した相手を背後から殺す! 殺すことが楽しいから殺す! 嬲って、嬲って、嬲り抜いてから殺す! 親友を、掛け替えの無い友すら殺す! 笑って殺す! 油断させて殺す! 出会い頭に殺す! 死体を損壊する! 喰らう!喰らう!!喰らう!!! ………………いいか? この島にはそんな奴等がわんさといるんだ。 お前の周りにいるのはそんな奴等なんだ。 殺せっ! 寝首を掻いてやれっ! とても勝てないと思うなら、一人離れて武器を手に入れろっ! 目の前にいるそいつは………危険だっ! 戦わなければ…… いや、 殺さなければ生き残れないっ!! 最後に電車の復旧について少し補足する。 ゲーム開始から第一回定時放送までに破壊され……… 復旧作業について放送した後、更に破壊されたっ………… あのな………………楽しいか? 頑張っているんだよ、作業スタッフは。 ゲームを順調にっ! ゲームを円滑にっ! 家族のようにっ!恋人のようにっ! お前達の為に頑張っているんだよっ!!! もう壊すなっ! 線路をっ! 頼むからっっ!』 △ △ △ 「お疲れ様でした。 随分と熱のこもった放送でしたね」 「これが俺の仕事だからな。お、ありがとよ」 ディートハルトからミネラルウォーターを受け取りぐびぐびと飲む。 「予定では今回の放送で人質の情報を出すということでしたが?」 「の、はずだったんだが。上の指示でな……」 「ほう……?」 ディートハルトが主催側のスタッフとして働いているのは 今回のゲームにルルーシュ・ヴィ・ブリタニアを使うに当たってのついでのようなものだ。 リボンズ・アルマークの顔を見かけた事はあるだろうが、 その素性は全く知るまい。 司会進行役の遠藤とは与えられている情報量が違うのだ。 「ペースがな。第一回放送後は落ちると予想されていたんだがな」 「カンフル剤の投与はまだ早い、と」 「そういうことだ。 ここはマーダーであれ、対主催であれ実力の差を縮めておくべき。 というのが上の判断。それ故の宝物だ」 「対主催もですか? しかしそれではゲームが崩壊する危険があるのでは……」 そう。 一軍を率いて大敵を討つ。 この点において織田信長とルルーシュ・ヴィ・ブリタニア 共に魔王の名を冠する二者が足元にも及ばぬ者が、眼下の島には二人いる。 コロニー革命軍ホワイトファング総司令官ミリアルド・ピースクラフト、又の名をゼクス・マーキス。 秘密結社OZ総帥から地球の国家全てが集った世界国家元首となったトレーズ・クシュリナーダ。 人として心技体完璧と言っても過言ではない彼らも 参加者の中では身体的弱者に分類される。 そんな彼らがパワーバランスを逆転させるような武器を得、 志を同じくする者達を集めたなら…… 「それも良し、ということなのかもしれんな……」 「は?」 「……いや、 アリー・アル・サーシェスなら何としても宝物を手に入れようとするだろう。 ルルーシュ・ランペルージの揚陸艇もここが最後の使い時だ」 「確かに。 無用な心配でしたね」 そう言いつつも「まだ何かあるのでしょう?」と言外に促してくる。 仕方ない、乗ってやるか。 「サーシェスの戦闘性。 ルルーシュの知力。 いずれも"人の域を越えている"。 その二人以上に俺が期待している奴がいる……! 誰か分かるか?」 「ヒイロ……ユイ」 「…………何故分かった?」 「人質の名簿、ですよ。 ヒイロ・ユイの詳細プロフィールを読む限り 人質に値するのはリリーナ・ドーリアン以外有り得ない。 しかし彼女はゲームの参加者に名を連ねている。 また仮に彼女を人質とした場合、 優勝を目指すどころか対主催の決意を確固たる物にするだけのこと。 加えて彼女の兄ゼクス・マーキスとの共闘のかすがいとなっていたでしょう」 「見事な分析力だ。 確かに"冠絶している"な」 「……、有難う御座います。 そこで改めて人質名簿を見てみましょう。 参加者全員の人質を取っているわけではありません。 ヒイロ・ユイが対主催のスタンスを取ることは事前予測で97%と出ています。 対主催となることが確実な彼に一体如何なる人質が意味を成すというのか? ここに書かれている名前は………名前は書かれていませんが………」 「満点だ。 だが、ここまでにしておこう。 参加者をいくら分析したところで何をやれる訳でもない。 織田信長にでも行き会ってしまったら出会い頭にズガンッ!……いや、是非もなしッ!か。 俺達は与えられた役割に専念するだけだ。 ただ期待はしよう。 ヒイロ・ユイがこの六時間を生き延びて自分に用意された人質を知ることを」 「そして彼が巻き起こすであろうカオスを」 △ △ △ ディートハルトは編集作業に戻り、インデックスは入り口でピザを受け取っていた。 最早顔見知りとなった配達員とポイントカードがどうのと話している。 換気が追いつかず、室内に充満するチーズの匂いに顔をしかめながら 遠藤は人質名簿に目をやった…………。 ヒイロ・ユイの人質 : 少女と子犬 【第二回定時放送終了(ゲーム開始十二時間経過)@残り三十七人】 △ △ △ 双眸が金色に輝き、思考の翼が広がる。 モビルスーツ、ナイトメアフレーム、ヨロイの状態……万全───流石に"彼ら"は優秀だ マーダーと対主催の比率……静観───直接介入は極力避ける 荒耶宗蓮……当面静観───第三回定時放送までは 両儀式による島内数箇所の魔法陣の消去……放置───最後の一つには届かない 島内におけるペリカの流通・使用状況……無視───帝愛に一任 トランザム・バーストが参加者に及ぼした影響……注視───精査が必要か イノベイターの兆しを見せた馬……無視───記憶から抹消 刹那・F・セイエイの脱落…… Oガンダムとエクシアの太陽炉の喪失…… ……………………センチメンタルになっている? この僕が? 瞳の輝きは急速に失せ、 瞼はゆっくりと閉じられる。 あの時 主催者の打倒を共に目指した………仲間 辿り着いたのは誰よりも知るあの場所 声が 聞こえた そして────────────── 「何故だ………………………………………………………………ヴェーダ」 ■『主催補佐』 【リボンズ・アルマーク@機動戦士ガンダム00】 帝愛が本バトルロワイアルに先立って行ったバトルロワイアルの参加者にして優勝者。 ゲーム終了後も主催補佐として運営に携わる。 帝愛の社員には把握の難しい高度な科学技術についての統括責任者でもある。 【リボンズ・アルマークの部屋の石像について】 リボンズ・アルマークの部屋には二体の等身大の石像がある。 【英雄王ギルガメッシュの石像@オリジナル】と【絢麗豪壮前田慶次の石像@オリジナル】。 これらが見た目通りの石像なのか、それとも別の何かなのか? 少なくとも遠藤にはただの石像にしか見えない。 【ヒイロ・ユイの人質について】 新機動戦記ガンダムW Endless Walzに登場。 ヒイロが組織の下で工作員として訓練をしていた頃に出会った少女とそのペットの子犬。 未だ感情豊かであったヒイロは少女と会話し、じゃれついてくる子犬に優しい眼差しを向けた。 ただそれだけの出会い。 その日ヒイロが行った連合基地爆破テロの余波を受け、少女と子犬は死んだ。 己のミスが招いた事態にヒイロは衝撃を受ける。 心が折れたヒイロを待っていたのはより過酷で非情な組織の訓練だった。 オペレーションメテオ実行時には過去を払拭したかに見えたが、 あの日の少女と子犬の死はトラウマとなってヒイロの心の奥底に沁み付いている。 ■『バトルロワイアルの追加ルール』 【追加配置された宝物について】 禁止エリアに指定された各エリア内の施設に分かり易い形で宝物が追加配置された。 宝物の個数は一つとは限らず、いずれも強力かつ有用な物である。 第二回定時放送時点で宝物が配置された施設は【A-7】の櫓、【】の の ヶ所。 第三回定時放送時に同様の配置がなされるかは不明。
https://w.atwiki.jp/wiki11_row/pages/410.html
アニメキャラ・バトルロワイアル4th アニメに登場するキャラクターでバトルロワイアルを行うリレー小説企画の第4弾。 2015/06/17(水)、リスタートへ向けてアニメキャラ(総合)@2ch掲示板にスレが立つ 2015/07/30(木)、パロロワ総合板に本スレが立つ 2015/10/17(土)、第一回放送通過 2016/03/06(日)、第二回放送通過 2016/08/22(月)、第三回放送通過 主催者 繭@selector infected WIXOSS ヒース・オスロ@グリザイアの果実シリーズ テュポーン@グリザイアの果実シリーズ 遠坂時臣@Fate/Zero 【参加者一覧】 7/7 Fate/Zero 衛宮切嗣/セイバー/言峰綺礼/ランサー/雨生龍之介/キャスター/間桐雁夜 7/7 銀魂 坂田銀時/志村新八/神楽/土方十四郎/桂小太郎/長谷川泰三/神威 6/6 ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース 空条承太郎/花京院典明/ジャン=ピエール・ポルナレフ/ホル・ホース/ヴァニラ・アイス/DIO 6/6 神撃のバハムート GENESIS ファバロ・レオーネ/カイザル・リドファルド/リタ/ジャンヌ・ダルク/アザゼル/ラヴァレイ 5/5 ご注文はうさぎですか? 保登心愛/香風智乃/天々座理世/宇治松千夜/桐間紗路 5/5 デュラララ!! セルティ・ストゥルルソン/園原杏里/折原臨也/平和島静雄/ヴァローナ 5/5 ラブライブ! 高坂穂乃果/南ことり/矢澤にこ/絢瀬絵里/東條希 5/5 結城友奈は勇者である 結城友奈/東郷美森/犬吠埼風/犬吠埼樹/三好夏凜 5/5 キルラキル 纏流子/鬼龍院皐月/満艦飾マコ/蟇郡苛/針目縫 4/4 グラップラー刃牙 範馬刃牙/ジャック・ハンマー/範馬勇次郎/本部以蔵 4/4 selector infected WIXOSS 小湊るう子/紅林遊月/蒼井晶/浦添伊緒奈 3/3 咲-Saki- 全国編 宮永咲/神代小蒔/池田華菜 3/3 魔法少女リリカルなのはViVid 高町ヴィヴィオ/アインハルト・ストラトス/コロナ・ティミル 3/3 のんのんびより 宮内れんげ/一条蛍/越谷小鞠 2/2 グリザイアの果実シリーズ 風見雄二/入巣蒔菜 70/70 外部リンク 支援サイト 支援サイト アニメキャラ・バトルロワイアル 4th @ wiki アニメキャラ・バトルロワイアル 4th (リスタート版) 専用掲示板 アニメキャラ・バトルロワイアル 4th (リスタート版)避難所 スレッド アニメキャラ・バトルロワイアル4th アニメキャラ・バトルロワイアル4th part2 アニメキャラ・バトルロワイアル4th part3 アニメキャラ・バトルロワイアル4th part4 リスタート前の情報 + 開示する 【参加者一覧】 6/6 ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース 空条承太郎/ジャン=ピエール・ポルナレフ/ホル・ホース/J・ガイル/エンヤ婆/ラバーソール 6/6 こちら葛飾区亀有公園前派出所 両津勘吉/大原大次郎/本田速人/ボルボ西郷/日暮熟睡男/海パン刑事 6/6 Fate/Zero 衛宮切嗣/遠坂時臣/バーサーカー/ライダー/雨生龍之介/キャスター 6/6 遊☆戯☆王デュエルモンスターズ 武藤遊戯/海馬瀬人/獏良了/インセクター羽蛾/マリク・イシュタール/ペガサス・J・クロフォード 6/6 魔法少女まどか☆マギカ 鹿目まどか/美樹さやか/巴マミ/暁美ほむら/佐倉杏子/シャルロッテ 5/5 THE IDOLM@STER 天海春香/如月千早/我那覇響/プロデューサー/天ヶ瀬冬馬 5/5 デュラララ!! セルティ・ストゥルルソン/竜ヶ峰帝人/園原杏里/平和島静雄/折原臨也 5/5 カードキャプターさくら 木之本桜/李小狼/大道寺知世/柊沢エリオル/李苺鈴 5/5 結城友奈は勇者である 結城友奈/東郷美森/犬吠埼風/犬吠埼樹/三好夏凜 5/5 ラブライブ! 高坂穂乃果/園田海未/矢澤にこ/絢瀬絵里/東條希 4/4 艦隊これくしょん -艦これ- 吹雪/金剛/加賀/空母ヲ級 2/2 闘牌伝説アカギ ~闇に舞い降りた天才~ 赤木しげる/鷲巣巌 61/61 外部リンク 支援サイト アニメキャラ・バトルロワイアル4th @ wiki アニメキャラ・バトルロワイアル4thしたらば スレッド アニメキャラ・バトルロワイヤル4th 開始前議論・雑談スレッドpart1 アニメキャラ・バトルロワイアル4th
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/682.html
あ行の本編用語集 【一方通行(アクセロリータ)】 【アニロワ3rdにおけるあだ名一覧】 【アニロワ3rdにおける恋愛事情】 【アホの子】 【池田ァ!】 【漢】 【俺とホンダム】 か行の本編用語集 【カイジ勢、圧倒的全滅‥!】 【カマコンビ】 【カマやん】 【きれいな安藤】 【首チョンパーズ】 【けいおん!>咲-saki-の法則】 【グラコロ】 【この人は女性です】 さ行の本編用語集 【鯖】 【GN粒子にはよくあること】 【死者スレ】 【死者スレ控え室】 【死者スレ控え室の主】 【死者スレラジオ】 【死体損壊王】 【シロクロ】 【そげぶ】 【そにぶ】 た行の本編用語集 【タンヤオドラ2、3900直撃】 【童帝】 は行の本編用語集 【馬イク】 【穿いてない】 【腹黒の騎士団】 【ピザハット】 【船井さんうらやましいです(^q^)】 【変態】 【ホンダム】 【ホンダムVSバーサーカー】 ま行の本編用語集 【魔眼組】 【澪釣り】 【御坂美琴withν放課後ティータイム】 【美穂子】 や行の本編用語集 【ヤンデレ】 【ユフィ爆弾】 【百合】 ら行の本編用語集 【レイニーデビル】 【ロワ充】